こんにちは、カスミンです。
タクシー運転手に限らず、おじさんたちはお酒好き。
中にはコップ一杯のビールで加藤茶のコント並みにベロベロに酔っぱらう人もいますが、基本的におじさんがいたらお酒を飲むと考えてよいでしょう。
夜明けの缶ビール集会
夜明けのコンビニ前で缶ビールを片手におしゃべりしているおじさんたちが居たら、それはきっと仕事あがりのタクシー運転手です。
21時間という長い勤務時間、大半の時間を一人で過ごしているタクシー運転手にとっては、緊張から解放され、同僚とお酒を飲むこの時間がこの上ない楽しみなのです。
自然と会話も弾みます。売上が良ければなおさらですが、売上が悪くても饒舌におしゃべりしたくなるのは、長時間一人で仕事をしていたからです。
タクシーの仕事は、隔日勤務だと、21時間の拘束時間が限度です。朝9時に点呼を受けて仕事を始めたら、次の日の朝5時には帰庫し、納金などを含めて朝6時には退社とならなければ、労働法的にまずいことになります。
始業時間は様々で、朝に出勤する早番と、昼過ぎから出勤する遅番に分かれます。私の務める会社では、早番運転手の方が割合としては少し多いような感じです。
そんな働き方をしている人たちもいるので、夜明けに缶ビール片手に歩いている人を見掛けたら、さっきまで頑張って働いていた人たちだと思ってください。
酒気帯び勤務はご法度
そんなおじさんたちの働くタクシー会社では、飲酒運転には厳しい対応がなされます。
仕事前にはアルコールチェックが義務付けられており、仕事から帰ってきたときもチェックされます。
各自マイストローを検出器に差し込み、プゥと息を吐き出します。
検出器の前にはカメラもついていて、登録された名前とともに、息を吹いた顔写真まで記録される厳密さです。
このアルコールチェックで反応が出ると、出番停止、場合によっては解雇になることもあるのです。この業界では飲酒には敏感です。
実は私も
実は私も過去にアルコールチェックに引っかかった事があり、その日は出番停止になっています。
いつもは、ビールや発泡酒しか飲まないのですが、その日はなぜか前の晩にハイボールを作って飲んでました。ウィスキーを炭酸で割りますが、自分で作っているためかアルコールの量がわからなかったようです。
当日の朝も、二日酔いのような感覚は無く、いつもより顔が火照るなぁというくらいでした。自覚がないというのは怖いです。
道路交通法で酒気帯び運転に該当するのは、呼気1リットル中のアルコール0.15mg以上です。その時の私の数値は0.17mgでした。
もしこれが飲酒検問だったら一発免停13点、0.25mgを超えてたら免取です。
自分では大丈夫と思っていても、アルコールが体内に残っている事はあります。
ビール中びん1本、日本酒1合、ウイスキーダブル1杯のアルコールが体内から抜けるのに、約4時間かかるといわれています。
規定値の0.15mgを下回ったとしても、アルコールの影響はあります。
- 視野が狭くなる
- 判断力の低下
- 反応速度が遅くなる
などの影響が、少しのアルコールでも運転に影響が出ると考えた方が良いです。
もうしません
飲んだ量や体調、体質により、アルコールの抜けるまでの時間は人それぞれなので、車の運転をする前の日は飲まないのが一番です。
飲むとしたら、僕の場合は夕方に軽く運動をして体を疲れさせて、ビール一本だけ飲んで、夜8時以降には飲まない!くらいにしないとダメかなと思っています。
今は緊急事態宣言中で、先月から夜は休業になっています、つまり、半分休業。
昼間の勤務をして、次の日は休み。
そんな日が続いているからなのか、体が疲れていないのかもしれない。
いつもなら缶ビール1本飲んだら眠たくなるんですが、最近は1本では物足りない。こんな時は危険かもしれませんね。
そのうち自動運転になって、飲酒運転もなくなるのでしょうか。
などと考えながら、炭酸水をぐびぐび飲んでます。
では
著者プロフィール
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タクシー運転手歴4年。
元システムエンジニア。
とにかく運転が好きで、試験場の飛び込みで二種免許を取得。その後家族の不幸があり、右往左往していたらいつの間にかタクシー運転手。こんな楽しい仕事があったのかと思っていたら、コロナ禍で苦戦中。
私生活ブログ https://orangekenji.blogspot.com/
仕事効率化等 https://orangekenji.com/
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