タクシーはどんな仕事?

タクシー運転手という仕事について、どんな印象を持たれているでしょうか。

駅のタクシープールで客待ちをしているタクシーの列を見ていると、楽な仕事のように見えるでしょうか?

私自身も、そんなにタクシーを頻繁に使う事は無く、移動にタクシーを使うとしたら、最寄り駅と自宅の移動に、早朝や深夜に使う事しか思い浮かばないくらいでした。

まさか自分がタクシーの運転手をやることになろうとは思いもしなかった、、、と言ったら嘘になりますが、タクシーを使うのは私にとっても特別な事です。

多くの人にとって、特別なタクシーという乗り物ですが、運転手として仕事をするとなると、やはり参入しやすいと言えるのではないでしょうか。

目次

  1. 給料は完全に歩合制
  2. 勤務体系、基本は隔日勤務
  3. コロナの影響はどう?
  4. すぐに雇ってもらいたければタクシー運転手
  5. 接客業なので、女性もタクシー運転手には向いている
  6. まとめ

給料は完全に歩合制

ドライバーの給料は、完全に歩合制なので、稼ぐ人は他の業界よりも稼げます。都内でドライバーをやっていれば、手取り30万くらいは無理なく稼ぐことができると思います。

ただし、給料は少なくていいからのんびりと仕事をしたいという人もいます。働きかたも人それぞれなので、統計として出ているドライバーの平均給料は、もっと低く出ているかもしれません。

参入しやすくて、働きかたの自由度もあり、給料もそこそこ良いとなれば、とてもいい仕事ですよね。

勤務体系、基本は隔日勤務

空いている時間で副業や資格の勉強をしているドライバーもいます。

タクシー運転手の主要な勤務体系は、隔日勤務です。隔日勤務は、一回の出勤での拘束時間が21時間と長いですが、2日分の仕事をした計算になります。朝9時に出庫前点呼が9時だとしたら、日付が変わって次の日の5時に帰庫、納金事務などして、6時には退勤という働きかたです。仕事が終わった日は明け番といって、一日休息の時間となります。

明け番の日は、徹夜状態で早朝に帰宅となるので、まず寝る事になるでしょう。昼過ぎに仮眠から起きて、次の仕事は次の日の朝になります。

次の勤務に影響が無いように休養をとることは大原則ですが、明け番の時間に副業や資格の勉強に勤しむ事も可能でしょう。

コロナの影響はどう?

2019年から大問題になっているコロナウィルスですが、タクシー業界ももちろんダメージはあります。

まず、人々が旅行をしなくなりましたので、観光客が全くいなくなりました。外国人観光客もゼロです。

また、ビジネスで移動していた人たちも激減しています。会社に出社しなくなったという人人も多いでしょう。仕事の打ち合わせもビデオ会議で行う事が当然になって来ているので、ビジネスでのタクシー利用も当然減るだろうというのは肌で感じます。

しかし、緊急事態宣言でステイホームとなって、銀座や渋谷の人影が見えなくなっても、売上ゼロという日はありませんでした。

お客さんがその日一人しか来なかったという飲食店がニュースで報道されていましたが、タクシーでそんな事はありません。

一番悪い時で、コロナ前の3分の1程度の売上の日もありましたが、ゼロでは無いのです。会社のトップクラスのドライバーは、きついなあと言いながら、いつもと遜色ない売上を上げてくるくらいでした。

売上トップクラスのドライバーはともかくとして、売上ゼロで帰ってくる車がいないというのは、すごいことだと思うんです。

稼働台数が自然と調整されて1台あたりの売上が下がりきらないという事もあり得ますが、それはまた別の機会に考察してみたいと思います。

すぐに雇ってもらいたければタクシー運転手

タクシー運転手としてタクシー会社に入るのは、他の仕事と比べても格段にハードルが低いと言えます。

普通免許を持っていて、日本語でコミュニケーションが取れればなれると言ってもいいかもしれません。もちろん、その人の適性があるので、長く続けられるかどうかは人それぞれになります。

犯罪歴や入れ墨が無ければ、それまでの職歴で判断される事もまずありません。

前職の業界全体の不振で稼ぐ場がなくなったり、リストラや早期退職してタクシー業界に入ってくる人も少なくありません。そんな事もあるので、タクシー運転手は雇用の最後のセーフティーネットであるとも言われています。

就職の面接を受けてから採用までは早いと思います。タクシー会社も沢山あり、それぞれの会社の特色があるので、一つの会社に不採用になったとしても、ほかの会社であればすんなりと採用してもらえたという事はよくあると思います。

接客業なので、女性もタクシー運転手には向いている

周りのドライバーを見ていて、売上も良く、楽しくタクシー運転手を続けることができている人の一つの特徴として、前職が接客業だという事があります。

ホテルマン、店頭販売員、飲食店など、不特定多数のお客様に対面して仕事をしてきた経験があると、タクシー運転手に向いているのだと思います。

いくら運転が上手でも、お客様の希望をきちんと聞くことができないと、目的地に行くことができません。

多少地理が分からなくても、お客様とコミュニケーションして、お客様に教えてもらったり、カーナビや地図、ある時はスマホで住所をググったりして対応できれば仕事として成り立ちます。逆にそれができないと、お客様からクレームを受ける事も多くなると思います。

タクシー運転手という仕事は接客業なのです。

私の個人的な考えなのですが、女性もタクシー運転手をどんどんやるべきだと思います。

お客様と接客することが得意な方でしたら、女性もタクシー運転手はできます。昔の車はハンドルが重いなど、女性だと体力的に厳しい面もあったようですが、最近は車の性能も良くなってきて運転もしやすいです。

まとめ

タクシー運転手という仕事をしてみようかと思いましたか?

タクシー業界への転職を考えている人が気にしていそうな事を書きました。

接客業であるという事を分かったうえでタクシー業界で働くことを考えていただければ、入った後にこんな事はずじゃなかったというミスマッチも防げるのでは無いでしょうか?

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